2月某日。
赤穂海浜公園オートキャンプ場で『牡蠣キャンプ』と称して、牡蠣を大量に買い込んで、キャンプ場で食べ尽くす!!というぜいたくな、でも1年で1回だけの特別なキャンプに行ってきました♪
しかし当日、牡蠣生産地である日生(ひなせ)は、『牡蠣祭り』で大渋滞・・・
購入どころか行き着くことさえ困難な状況でした。。。
今日は赤穂海浜公園オートキャンプ場で『牡蠣キャンプ』をしたときの、思わぬアクシデントから知り得た、お勧め牡蠣購入スポットと牡蠣について調べてみたのでちょっとしたうんちくを紹介します!!
牡蠣キャンプを検討されている方の参考になれば幸いです♪
Contents
坂越(さこし)で牡蠣を購入するなら矢竹水産がお勧め!
瀬戸内で牡蠣と言えば広島県の宮島、岡山県の日生が有名ですが・・・
坂越(さこし)には、牡蠣の直売所が数軒あります。
直売所によっては、その場で焼いて食べる事ができます。
今回、数ある牡蠣販売所の中で私たちが購入させてもらったのは『矢竹水産』というお店です。
矢竹水産では、その場で牡蠣を食べることは出来ませんが、牡蠣の直売や、全国への発送もしてくれます。
忙しそうに動きながらも、坂越牡蠣の良さを一生懸命説明してくださいました!
何といっても坂越の牡蠣の一番の特徴は、『加熱しても小さくなり難い』こと。
坂越(さこし)の牡蠣は、生牡蠣で食べても美味しいですが、お酒と薄口醤油を垂らして加熱すると、より一層旨味が際立ちます♪
現地に行って購入できない方は、ネットでも販売しているようなのでチェックしてみて下さね。
矢竹水産の坂越牡蠣はコチラからどうぞ♪
大自然に囲まれた坂越湾だからこそ実現する濃厚な牡蠣味
国の指定天然記念物にも指定されている生島樹林と、日本名水百選に選ばれている千種川。
そんな自然に囲まれた瀬戸内海にある、波が穏やかな坂越湾。
牡蠣は生育環境によって大きく味が左右されるそうです。
そんな牡蠣が育つ海は、ミネラルが豊富な原生林と、そして湾に流れ込む良質な水源が必要。
その2つの要素が良質な植物性プランクトンを豊富にして、その植物性プランクトンを食べる牡蠣がプリップリに大きくなります。
鉄板の上で蒸し焼きにして、牡蠣の口が開いたら片方の殻(平たい方の殻)を取り、お酒と薄口お醤油を少し入れるだけ!
これまで牡蠣は『日生(ひなせ)』と思っていましたが、この坂越カキはそれ以上かもしれません(*´▽`*)
何といっても、加熱しても縮まず、濃厚な旨味が凝縮されたお味がそのままが口内に広がるのですから!!
我が家が購入させていただいたときは殻付きで@900円/kg。
5kg購入した我が家は4,500円也。
ちょっと多いかな・・・?って、思いましたけど、結局キャンプ場で殻付き牡蠣を5kgペロっといただきました♪
これだけたらふく食べてこの金額は安過ぎる~!!と、納得できる美味しさでした(^^♪
結局帰路に就く前にも寄って、むき身の生ガキを500g買って帰りましたYO~(^^♪
でも、それだけ牡蠣好きです♪
落ち牡蠣は扱わない!本当に美味しい牡蠣だけを食べて欲しい!
また、特筆すべきは、購入させてもらった『矢竹水産』ではいわゆる落ち牡蠣は販売しない!という点。
落ち牡蠣は、量があって安価に購入できるとあって、皆さんこぞって購入されている方が多いですが、我が家では絶対購入しません!!
この辺りのカキ養殖は通常、筏式垂下法(いかだしきすいかほう)または延縄垂下式(はえなわすいかしき)という方法で育成されています。
落ち牡蠣とは、そのぶらさがっている紐から脱落し、海の底に落ちた牡蠣のことを指します。
落ち牡蠣は泥臭く、牡蠣本来の旨味がありません。
矢竹水産さんでは、味の不安定な落ちたものを販売せず、本来の牡蠣を食べて欲しい!という思いから、落ち牡蠣は扱わない!と決めているそうです!!
矢竹水産の坂越牡蠣はコチラからどうぞ♪
そもそも生食用と加熱用の違いって何??
スーパーで販売されている牡蠣で、包装紙に『生食用』と『加熱用』って記載されているのご存知ですか??
ザックリ言うと、『牡蠣を育てる海域の細菌数の違い』。
この細菌数の検査及び海域の指定は、保健所が定めているそうです。
いくら鮮度が高くても、保健所が指定していない海域で採取された牡蠣は、生食用としては販売できないことになるそうです。
生食用牡蠣
指定海域で採れた牡蠣と言えども、水揚げした後の一定期間、綺麗な海水のプールに入れて、牡蠣の体内に含まれる雑菌などを糞とともに排出させるそうです(浄化というそうです)。
そして、浄化させた牡蠣の一部を保健所で検査してもらい、保健所からOKが出たものが生食用として出荷・販売できるそうです。
牡蠣の浄化とは、循環海水プール内で、塩素殺菌やオゾン殺菌等一定時間行うこと。この殺菌により殻や牡蠣の体内にある雑菌を糞と一緒に排出させる。
加熱用牡蠣
大前提として『指定海域』で採れた(育てた)牡蠣ではない。ということになります。
または、指定海域の牡蠣であっても、『浄化』を行わず出荷するのが加熱用だそうです。
っていうのが販売者の考え方。
保健所の規定では、中心部分が90℃以上、且つ90秒以上の加熱時間が必要となっています。
しかし、これはあまり知られていないようですが、『調理場所及び調理器具を別々にして調理し、牡蠣の身1粒1粒がちゃんと90℃以上になったことを確認する必要がある』とも記されています。
食あたり
『生食用は絶対に食あたりしない!』というわけではないそうです。
食べた時の体調等によって、個人差に差があるからです。
牡蠣の食あたりはかなりきついですが、それでも食べたい!!と思えるのは私だけ・・・?
牡蠣のうんちく
牡蠣にまつわるちょっとした『へぇ~!!?』を少しばかり。
牡蠣の名前の由来は??
現在のように養殖が盛んになる以前、海中の岩に引っ付いて生息していた牡蠣(もちろん今でも天然物は岩に付いています)。
その牡蠣を、岩から「かきおとす」ことから名前がついたと言われているそうです。
牡蠣は一日に400リットルもの海水を飲んでいる!!?
実際には飲んでいるのではなく、エラから海水を取り入れ植物性プランクトンを食べています。
なんと、1日に400リットル、昼も夜も関係なくひたすらお食事をしているそうです。
しかも!
このお食事の最中、つまりエラで海水を取り込んで排出する際、海水をろ過してくれているそうです!!
牡蠣には足がある??
牡蠣は繁殖する際、交尾をしません。
体外受精を行い、海中で浮遊しながら小さな命が誕生します。
そうして誕生した赤ちゃん牡蠣は、誕生から2~3週間程度自分の意志で泳ぐそうです。
そして気に入った岩や取り付く物があると、自分の足で歩いて場所を定め、そこに定着(定住)します。
一度定着するともう動かなくなり、足も退化して無くなるそうです。
牡蠣キャンプまとめ
(話しが脱線しまくり・・・😩)
一般的にはあまり知られていない『坂越』の牡蠣。
素晴らしい立地条件が生み出す『海のミルク』は味が濃厚でプリップリ💕
例年だと4月ごろまで牡蠣の販売をしています。
矢竹水産の坂越牡蠣はコチラからどうぞ♪
また、キャンプではなく『食べ放題』を検討している方も、直ぐそばで『海の駅 しおさい市場』があるので是非寄ってみてください!!
寒ーい冬の季節、牡蠣が食べたい!!と思ったら、是非坂越へ!!