今冬はラニーニャ現象の影響で、『平年よりも気温が低い冬』だとか・・・
2020-2021年の年末年始には大寒波が襲来し、一部の地域では大雪による被害が続出しました💦
そんな寒さの年末年始、我が家は三重県伊勢志摩方面にあるストロベリービーチキャンプ場で『初日の出キャンプ』に行ってきました♪
冬キャンプの夜を、快適に過ごすことができるアイテムのひとつが『湯たんぽ』や『カイロ』といった保温性のある『あったかグッズ』。
湯たんぽは昔ながらの暖房器具で、寝袋の中に入れておくと朝までポカポカですが、家族5人分ともなるとかなり嵩高くて場所を取り、火傷や錆びなどのメンテナンスにも気を遣う必要があります。
カイロは小さくて携帯性に優れますが、零度を下回ると温かくならない可能性があり、寝袋の中全体を暖かくしてくれるほどもありません・・・
そんな時に見つけた『ハクキンカイロ』。
画像出典:ハクキンカイロ公式HP~
意外と知られていない、100年以上前から親しまれている、知る人ぞ知る、冬キャンプに最適な防寒用保温アイテムなんです♪
今回は、冬キャンプの荷物減量解決策として、『ハクキンカイロ』を実際に購入して、レビューしてみました♪
湯たんぽ VS ハクキンカイロ キャンプで実際に使ってみた感想
湯たんぽ
画像出典:マルカ公式HP~
昔から愛される湯たんぽは、キャンプでの寒い夜にかなり重宝します。
寝袋の中に入れておくと、翌朝までポッカポッカ♪
湯たんぽは昔ながらの金属製と、プラスチック製、それにゴム製のものなどがあります。
画像出典:Amazon~
我が家は冬キャンプを始めた当初に、マルカの金属製湯たんぽエース 2.5Lを購入しました。
マルカの金属製湯たんぽエース 2.5Lは、コンロやストーブで直接温めることができるので、とても便利♪
画像出典:Amazon~
温めた金属製の湯たんぽに触れると火傷をするので、必ず付属の袋に入れるようにし、更にその上からタオルなどを巻くなどして使いましょう!
地面から順番に、
- 大雨でも安心のogawaのグラウンドシート
- 近所のホームセンターで購入した8mm厚の銀マット
- 肌触りが気持ち良いハイランダーの5cm厚インフレーターマット
- 小さく折り畳めてハイパワーの椙山電機のセミダブル電気毛布
- 1つ5,000円弱と高コスパのスノーピークの3シーズン寝袋
の順番で過ごす、我が家の冬キャンプ寝床事情。
ところがこの湯たんぽ、実際に使っていると、意外とデメリットも多いことに気付きます。
- サイズが大きいので、移動時の荷物が嵩張る💦
- 金属製の湯たんぽだと、使い終わった後にしっかり乾燥させないと錆びる。。。
- 満水状態で石油ストーブなどの火にかけるが、必ず吹きこぼれる(笑)
- 金属製湯たんぽだと、専用袋に入れる時に火傷する可能性がある。
- サイズが大きくて携帯性が悪い。つまり、寝袋の中以外では使えない。
- 人数分の湯たんぽを直火で暖めたり、お湯を沸かそうとするとそれなりに時間が必要。
- 沸騰したお湯が布団(寝袋)の中でこぼれないように、しっかり栓をする必要あり。また、ゴムパッキンの劣化に注意が必要。
- プラスチック製の湯たんぽは冷めやすく、お湯を入れる時はかなり難しい!
などなど・・・・(笑)
取り扱いに慣れれば、そんなに深刻な問題ではありませんが・・・
冬キャンプに行き慣れてくると、色んなキャンプ道具が増えてきます。
ただでさえ荷物が多い、5人家族の我が家。
車のトランクルームにキャンプ道具を積み込むスペースの余裕がなく、嵩張る湯たんぽを入れるスペースを捻出するのに苦労します。
かといって、湯たんぽのような暖房アイテムを持って行かなければ、冬キャンプでは寒くて寝ることができません・・・
ハクキンカイロ
画像出典:Amazon~
そんなある日、ネットで見つけた『ハクキンカイロ』。
怪しげなオジサンが商品パッケージに描かれた『ハクキンカイロ』。
ネットで調べてみると・・・・
コンパクトサイズで長時間安定した保温性能、そして、何度も繰り返し使える懐炉(カイロ)。
ハクキンカイロは1923年、つまり、今から約100年も前に考案され、これまで愛され続けた製品なんだとか。
ハクキンカイロ指定のベンジンもセットで販売されています♪
ジッポライター用のオイルや、コールマンのホワイトガソリンも燃料として使えるらしいハクキンカイロ。
白金(プラチナ)の触媒作用による酸化反応熱原理を発熱器に応用する特許技術で懐炉(カイロ)を作ったことから、『白金(ハクキン)懐炉(カイロ)』と名付けられとか。
開発・製造販売する会社名も『ハクキンカイロ株式会社』とそのまんま東。
白金触媒は、現在では自動車の排ガス浄化システムや燃料電池、また応用化学プラントなど、特に環境分野で応用される技術だそうです。
ハクキンカイロは、ベンジン(という化学薬品)の気化ガスが白金(プラチナ)と接触して化学反応を起こし発熱する、科学原理によって発熱するカイロ。
気化したベンジンがプラチナの接触作用により「炭酸ガスと水」に分解され、そのとき発生する酸化熱を応用した、ハイテクなカイロです。
簡単に言えば・・・・
熱量(カロリー)は一般的な使い捨てカイロの約13倍。
コンパクトサイズなので携帯性が良く、しかも発熱温度が一定しているハクキンカイロ。
また、たった25ccの注油で、最大約24時間安定して保温できる、超低燃費。
ということで、早速購入してマルカの湯たんぽエース2.5Lと大きさ比較をしてみました(笑)
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マルカの湯たんぽエース2.5Lと比べると、圧倒的なコンパクト感が伝わると思います(笑)
これだけコンパクトだと、『荷物として持って行く』というより、『ポケットに入れて持って行く』という感覚ですね♪
使い方やサーモグラフィを使って、温度変化などを詳しく解説している、Gigazineというサイトがあるので、是非参考にしてみてください!
服に付いたシミや、シール剥がしなどにも効果的なベンジンの触媒技術を利用したハクキンカイロ。
年越しキャンプに行った関西ストロベリービーチオートキャンプ場。
サイトに座りながら地平線から昇る初日の出を眺められる、全国でも数少ないオートキャンプ場です。
設営でバタバタするキャンプ場で注油するより、家を出発する朝8時過ぎに注油して発熱させてから持って行きました。
ポケットに入れているとポカポカなので、キャンプ場に向かう助手席でも、ついつい寝てしまいます(笑)
キャンプ場に到着後も暖かく、外気温2℃でもポケットに入れていると、その周辺がポカポカと温かく、トイレに行く時や炊事場に行く時などにポケットから暖かみが伝わってきます♪
就寝前、それぞれの寝袋に入れておくと、寝袋の中がポカポカしています。
湯たんぽに比べるとサイズが小さいので、その分暖かい面積が小さく感じました。
出発前の注油から22時間経過した翌朝の6時。
そして7時ジャスト。サイトから望む2021年の初日の出♪
結局、朝食の片付けを済ませた10時頃、触ってみたらかなり温もりがなくなっていました。
で、まったりとした午前中に、また家族分のハクキンカイロに注油しておけば・・・・
湯たんぽと違い携帯性がいいので、日中でもポケットに入れて体を暖めることができるのがハクキンカイロのいいところ♪
ハクキンカイロ、我が家の冬キャンプアイテムのヘビロテ組に決定です!!
万が一、専用ベンジンがなくなっても、主力燃料『コールマン エコクリーン』が使えるので安心です♪
ここまで見ていると、万能に思えるハクキンカイロですが、もちろんメリットばかりではありません。
ハクキンカイロの燃料となるベンジンは、原油から分留精製した液体です。
つまり、お湯を熱源とする湯たんぽと比べるとエコではありません。
また、ベンジン特有の石油臭が気になる方や、液体の直ぐ近くで火を取り扱うと危険です。
特に、『臭い』が気になる方にはお勧めできません。
- 石油系の臭いが苦手な方には不向き
- 火気厳禁
- エコな商品ではない
実は、私はこの『臭い』がちょっと苦手。。。
パパさんは気にならない様子ですが、寝袋の中に入れていると、インナーテントの中全体が石油系の臭いになります・・・
抜群なコンパクト感ですが、
って方には注意が必要ですよ!!
まとめ
サイズが大きく携帯性が悪いけど、翌朝までポカポカと体を温めてくれる湯たんぽ。
そんな湯たんぽに比べて、携帯性に優れ、家から翌朝までずっと体を温めてくれるハクキンカイロ。
私は臭いが気になるので、結局『湯たんぽ』を選び、毛布類を圧縮して荷物のスペースを空けました(笑)
写真
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